ぼうずコンニャクの食べる魚貝類だけでなく多彩な生物の図鑑です。掲載種は2000種、食用の水産生物の一般的なものは総て網羅。検索法・食べ方を詳しく解説しています。

アカハタモドキ(Red-tipped grouper)

学名:Epinephelus retouti Bleeker,1868

アカハタモドキの形態写真

体長40cm前後になる。尾鰭が截形(せっけい 湾入したり丸くなったりしないでまっすぐ裁ち落とした形)。背鰭の後端上部、尾鰭上部に暗色部分がある。

  • 魚貝の物知り度 食べ物としての重要度 味の評価度

    ★★★★★

    知っていたら学者級

    ★★

    地域的な水産物、嗜好品的なもの

    ★★★★

    非常に美味
    分類
    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ハタ科マハタ属
    外国名
    Red-tipped grouper
    学名
    Epinephelus retouti Bleeker,1868
    漢字・由来
    漢字 赤羽太擬
    由来・語源 アカハタに似ているが別種の意味。
    地方名・市場名
    生息域
    海水魚。沿岸の浅い岩場、サンゴ礁外縁。水深20-220m。
    小笠原諸島、沖縄諸島。台湾南部、西沙諸島、インド-太平洋域。
    生態
    基本情報
    関東には小笠原、鹿児島県から入荷してくる。
    アカハタと区別しない人が多く単に「あかはた」で流通する。
    ハタ類の中では比較的手頃な値段。
    和だけではなく高級中華などにも利用されている。
    水産基本情報
    市場での評価 関東には小笠原諸島、鹿児島県などから入荷してくる。量的には多くはないが、築地場内などを歩く限り平凡な存在。やや高価。
    漁法 釣り
    産地 東京都、鹿児島県
    選び方
    触って張りのあるもの。赤いもの(退色していない)。
    味わい
    旬は春から夏だと思うが、年間を通してあまり味が落ちない。産卵後の回復が早いのではないか。
    鱗は細かく取りにくい。大型はすき引きした方がやりやすい。皮は厚くて硬い。骨はやや硬い。
    白い色味でやや透明感がある。熱を通すと適度に締まる。
    栄養
    寄生虫
    食べ方・料理法・作り方
    料理法 生食(刺身、カルパッチョ)、汁(塩味、みそ味、鍋、中華スープ)、蒸す、煮る、グリエ、唐揚げ
    生食◆鮮度のいいものは少し硬めだが、薄造りにすると味が出る。ポン酢で食べても、きじょうゆで食べてもいい。カルパッチョやセビチェ、中華風に造ってもうまい。
    汁◆あら汁のうまさは天下一品。当然、丸ごと鍋ものにしても美味しい。沖縄風に「みーばい汁(みそ汁)」にしてもいいだろう。
    蒸す◆酒蒸しにしてもいいが「清蒸(ちんじょん)」にして熱い油をかけるとご馳走になる。
    煮る◆しょうゆなどで普通に煮てもいいが、沖縄料理の「まーす煮」のように塩味で蒸し煮にすると白身のよさが生きてくる。いいだしが出て、これも楽しめる。
    アカハタモドキの刺身刺身にするなら薄造りにするのがベスト。柑橘類やポン酢などがよく合う。
    アカハタモドキのみそ汁沖縄の郷土料理「みーばい汁」は要するに単純なみそ汁。豆腐や青菜を加えても美味しい。
    好んで食べる地域・名物料理
    加工品・名産品
    釣り情報
    歴史・ことわざ・雑学など
    参考文献・協力
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
  • 主食材として「アカハタモドキ」を使用したレシピ一覧

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