ホキ

Scientific Name / Macruronus novaezelandiae  (Hector, 1871)

ホキの形態写真

体長120cm前後。細長く、頭部が大きい。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★★★
      重要
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区側棘鰭上目タラ目メルルーサ科ホキ属

    外国名

    学名

    Macruronus novaezelandiae  (Hector, 1871)

    漢字・学名由来

    由来・語源 ニュージーランド、オーストラリアでの呼び名「Hoki」から。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。水深200-700m。
    オーストラリア南、ニュージーランド海域の水深200〜700メートルに棲息。

    生態

    産卵期は6月から9月。

    基本情報

    ホキ属で重要な3種。
    ニュージーランド・オーストラリア/Macruronus novaezelandiae(ホキ)
    アルゼンチン・チリ/Macruronus magellanicus(デコラ)
    南アフリカ/Macruronus capensis(Cape grenadier)
    ホキは1969年、日本船によって開発され、1970年代くらいから国内で流通している。
    主にフィレで出回り、輸入白身のなかでも人気が高い。
    またアメリカ、ヨーロッパでも需要が高い。
    本種は流通上「ホキ」とされているもののひとつだが、近年漁獲量が減っているらしくあまり見かけない。代わりに今(2015年現在)「ホキ」で流通しているのはデコラである。

    水産基本情報

    市場での評価 フィレはやや高値で取引されている。ただしあまり安定したものではない。卵巣も流通しているがほぼ総て加工原料だと思う。
    漁法 底曳き網
    産地 ニュージーランド、オーストラリア。

    選び方

    皮が銀色のもの。身が変色していない、ドリップしていないもの。

    味わい

    旬は不明。
    フィレで流通する。皮は薄い。上質の白身で熱を通してもあまり縮まない。
    料理の方向性 非常に上品な白身でイヤミがなく、煮てもソテーしても、揚げても身が縮まず、軟らかい。ただしうま味が少なく、バターや油、スパイスなどで補う方がいい。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    ホキの卵の甘辛煮●長野県茅野市のスーパー『デリシア アップルランド』で見つけたもの。

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/高知大学、町田吉彦先生
    『新顔の魚 1970-1995』(阿部宗明 財団法人伊藤魚学研究振興財団 まんぼう社)、『商用魚介名ハンドブック』(日本水産物貿易協会編 成山堂)
  • 主食材として「ホキ」を使用したレシピ一覧

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