ヘソアキクボガイ

Scientific Name / Tegula turbinata (A. Adams, 1853)

ヘソアキクボガイの形態写真

殻高4cm前後になる。螺塔はクボガイよりも低く、斜めの縦肋がある。へそに穴が開いている。
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殻高4cm前後になる。螺塔はクボガイよりも低く、斜めの縦肋がある。へそに穴が開いている。殻高4cm前後になる。螺塔はクボガイよりも低く、斜めの縦肋がある。へそに穴が開いている。殻高4cm前後になる。螺塔はクボガイよりも低く、斜めの縦肋がある。へそに穴が開いている。
    • 珍魚度・珍しさ

      ★★★
      がんばって探せば手に入る
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    軟体動物門腹足綱前鰓亜綱古腹足亜綱ニシキウズガイ目ニシキウズガイ上科リュウテン科クボガイ亜科クボガイ属

    外国名

    学名

    Tegula turbinata (A. Adams, 1853)

    漢字・学名由来

    漢字 臍空久保貝 Hesoakikubogai
    由来・語源 「クボガイ」は『六百介品』より。「へそあき」は臍孔が開いているため。
    Chlorostoma turbinatum A.Adams, 1853→Tegula turbinata (A. Adams, 1853)

    地方名・市場名

    ナミノコ
    場所神奈川県小田原市 参考聞取 
    マニナ
    場所高知県宿毛市・大月町 参考公益財団法人 黒潮生物研究所 
    マミナ
    場所鹿児島県南さつま市笠沙 
    キリミナ
    場所宮崎県日南市 
    メッカリ
    場所東京都伊豆大島 

    生息域

    海水生。北海道南部〜九州。
    潮間帯から水深20メートルの岩礁域。

    生態

    基本情報

    北海道南部以南の磯に普通に見られる。
    日本各地でローカルに食べられているもので自家消費や磯遊びの対象であった。磯の生物の減少と自然破壊により、また乱獲のせいもあると思われるが、急激に減少し、漁業対象となっている。
    珍しさ度 日本周辺の磯には至って普通に見られる。ただ禁猟地域が多く、流通も少ないので手に入れるのがはとても難しい。

    水産基本情報

    市場での評価 流通は希、やや高値。
    漁法 採取
    産地

    選び方

    原則的に生きているもの。

    味わい

    旬は春。
    貝殻は厚く、口は広い。
    身は取り出しやすい。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ヘソアキクボガイの料理・レシピ・食べ方/煮る(塩ゆで、醤油煮)

    ヘソアキクボガイの塩ゆで 磯物と呼ばれる小型巻き貝の基本的な食べ方は塩ゆでである。醤油味で煮てもいい。
    買い求めてきたら、笊などに入れてざくざく洗う。よく水を切り、塩水に冷たいときに入れて、沸騰して7、8分煮て、鍋のまま冷やす。
    身はとても取りだしやすい。足に甘味があり、わたにほろ苦さとうま味がある。非常に美味。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/日高勝巳さん(浜乃茶屋 宮崎県日南市)
    『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社)、『日本語源大辞典』(小学館)
  • 主食材として「ヘソアキクボガイ」を使用したレシピ一覧

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