ヒョウモンコウイカ

Scientific Name / Doratosepion pardex (Sasaki, 1913)

ヒョウモンコウイカの形態写真

23cm ML 前後になる。細長い楕円形で外套膜に紫褐色の楕円形の斑紋がある。
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23cm ML 前後になる。細長い楕円形で外套膜に紫褐色の楕円形の斑紋がある。23cm ML 前後になる。細長い楕円形で外套膜に紫褐色の楕円形の斑紋がある。23cm ML 前後になる。細長い楕円形で外套膜に紫褐色の楕円形の斑紋がある。
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    軟体動物門頭足綱鞘形亜綱十腕形上目コウイカ目コウイカ科コウイカ属Doratosepion亜属

    外国名

    学名

    Doratosepion pardex (Sasaki, 1913)

    漢字・学名由来

    漢字 豹紋甲烏賊 Hyoumonkouika
    由来・語源 ヒョウのような斑文のあるコウイカ(甲のあるイカ)。
    Sepia (Doratosepion) pardex Sasaki,1913→Doratosepion pardex (Sasaki, 1913)
    ヒョウモンコウイカの斑紋豹紋 ヒョウの斑紋を思わせる褐色の楕円形の斑紋が並ぶ。
    Sasaki
    佐々木望(ささき・まどか/明治16年〜昭和2年 1883年〜1927年)。広島県広島市生まれ、ハンガリー、ブダペストで客死。動物学者。軟体類とくに頭足類の分野で大きな業績を残す。多くの軟体類を記載。

    地方名・市場名

    ホタルイカ
    場所長崎県長崎市長崎魚市場 

    生息域

    海水生。
    [鳥取県岩美町]、[島根県大田市・浜田市]、[長崎県長崎市]、本州中部太平洋側から東シナ海の陸棚域。

    生態

    基本情報

    以西底曳き網(大正期に始められた漁。東シナ海、黄海の東経128度29分53秒以西で行われる底曳き網漁。長崎などを基地とする)などでときにまとまってとれる。
    コウイカなどと比べるとやや劣るが上質なイカで、鮮魚としてより加工品や剥いた状態で出回る。

    水産基本情報

    市場での評価 関東にはほとんど来ない。主に産地周辺で消費される。安い。
    漁法 底曳き網
    産地 長崎県、島根県

    選び方

    触って張りのあるもの。退色して白いものは古い。

    味わい

    旬は不明。
    大型で肉厚だがやや水分が多い。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ヒョウモンコウイカの料理法・レシピ・食べ方/生食(刺身)、煮る(煮つけ)、揚げる(天ぷら)、焼く(一夜干し)

    ヒョウモンコウイカの刺身 水洗いして皮をていねいに剥く。水分をよく拭き取り、細かい切れ目をいれて刺身状に切る。やや水分が多く、イカらしいうま味が豊かだとは言えないものの、ほどほどにうまし。

    ヒョウモンコウイカげそ煮つけ 水洗いしてげそのぬめりをていねいにもみ出す。水分をよくきり酒・醤油・砂糖・少量の水で短時間煮る。やや水分が多く、煮ると縮むものの美味。
    ヒョウモンコウイカの天ぷら 水洗いして外套膜の皮をていねいに剥く。表面に切れ目をいれて水分をよくきる。小麦粉をまぶして衣をつけて高温で短時間で揚げる。高温で揚げることで表面はからりと中は柔らかくあがる。
    ヒョウモンコウイカの一夜干 水洗いして外套膜の水分をていねいに拭き取る。塩水に15分前後つけて再び水分をよく切り、半日程度干す。強火で炙るように焼き上げるとイカらしい風味があってやや美味。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『新・世界有用イカ類図鑑』(奥谷喬司 全国いか加工業協同組合)、『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)
  • 主食材として「ヒョウモンコウイカ」を使用したレシピ一覧

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