バイトレッドフィッシュ

Scientific Name / Centroberyx gerrardi Günther,1887

バイトレッドフィッシュの形態写真

66cm TL ・4.6kg 前後になる。目が大きく側へんして頭部が大きい体側に綱を思わせる湾曲した筋がある。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区正真骨下区棘鰭上目キンメダイ系キンメダイ目キンメダイ科キンメダマシ属

    外国名

    学名

    Centroberyx gerrardi Günther,1887

    漢字・学名由来

    英名/Bight redfish (バイト・レッド・フィッシュ オーストラリア)
    由来・語源/赤い魚で、体側に綱状の縦筋があり、たわんでいるように見えるため。
    Günther,
    Albert Karl Ludwig Gotthilf Günther (アルベルト・ギュンター 1830-1914 ドイツ→イギリス)。動物学者。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。水深300メートル。
    オーストラリア南沿岸。

    生態

    基本情報

    オーストラリアからチルドで輸入されている。写真はPort lincoln から来たチルド。
    煮つけや、総菜などになるもので、やや高値となっている。
    主に業務用。

    水産基本情報

    市場での評価 希にチルドで入荷。キンメダイの仲間としてやや高値。
    漁法 Gill net(刺し網)、釣り
    産地 オーストラリア

    選び方

    触って張りのあるもの。赤みの強いもの。

    味わい

    旬は夏。
    鱗はやや硬く取りにくい。皮は薄いが強い。骨はあまり硬くない。
    脂は少なくやや赤味がかった透明感のある白身で、ほどよく繊維質。身離れがいい。
    骨やアラからいいだしがでる。
    身色 キンメダイほどではないが赤みがかった白身だ。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    Bight redfish (バイト・レッド・フィッシュ オーストラリア)の料理法・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)、ソテー(ムニエル)、焼く(塩焼き、みそ焼き)

    バイトレッドフィッシュの キンメダイ科ならでは脂は筋肉に均質に混ざり込んでいて、血合いが弱い。チルド輸入なのでとりあえずは煮つけにしてみる。あら煮である。煮ると少し身が痩せるものの、身自体にもうまみがありとても味わい深い。

    バイトレッドフィッシュのムニエル 三枚に下ろして切り身にする。塩コショウして小麦粉をまぶして多めのオリーブオイルでじっくりソテーする。このときニンニク風味をつけてもいい。皮目が香ばしく上がったらできあがり。身は柔らかく豊潤で、皮がとても香ばしい。
    バイトレッドフィッシュの塩焼き みそ焼きなどいろいろやってみたが、単に塩焼きにする方がいいようだ。二枚に下ろして骨のある方を切り身にする。振り塩をして1時間以上寝かせてじっくりと焼き上げる。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『Australian Seafood』
  • 主食材として「バイトレッドフィッシュ」を使用したレシピ一覧

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