ハナアマダイ

Scientific Name / Branchiostegus okinawaensis Hiramatsu and Yoshino, 2012

ハナアマダイの形態写真

35cm SL 前後になる。目が大きく側へんしてやや細長い。頭部の目の下辺りに白色斑紋、白色帯がない。尾鰭に黄色い縦筋がある。[30cm SL・500g]
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35cm SL 前後になる。目が大きく側へんしてやや細長い。頭部の目の下辺りに白色斑紋、白色帯がない。尾鰭に黄色い縦筋がある。[30cm SL・500g]35cm SL 前後になる。目が大きく側へんしてやや細長い。頭部の目の下辺りに白色斑紋、白色帯がない。尾鰭に黄色い縦筋がある。[30cm SL・500g]
    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目アマダイ科アマダイ属

    外国名

    学名

    Branchiostegus okinawaensis Hiramatsu and Yoshino, 2012

    漢字・学名由来

    漢字 不明。華甘鯛、華尼鯛 Hanaamadai
    由来・語源/生きているとき、新鮮なとききれい(華やか)に見えるためか。
    〈ハナアマダイ(新称) Branchiostegus sp. ……最近沖縄周辺の水深100〜200m 線から採取された未記載と思われる種類で、琉球大学吉野氏らが研究中である。〉。『日本産魚類大図鑑』(益田一、荒賀忠一、尼岡邦夫、上野輝弥彌、吉野哲夫 東海大学出版会 1984)
    Yoshino
    吉野哲夫(よしの・てつお 1945年大阪府生まれ) 魚類学者。熱帯性沿岸魚類などを研究。

    地方名・市場名

    アマデェー
    場所沖縄本島南城市知念漁協 参考『美ら海市場図鑑 知念市場の魚たち』(三浦信男 ぬにふぁ星 2012) 

    生息域

    海水魚。水深100-200m。
    奄美大島。沖縄島周辺。

    生態

    基本情報

    記載が2012年の稀種で確認されている個体数が少ない。
    一定の評価、また資源量などはまったくわからない。

    水産基本情報

    市場での評価 流通上見ていない。
    漁法 釣り
    産地 鹿児島県、沖縄県

    選び方

    味わい

    旬は不明。
    鱗はアマダイ類同様軟らかく薄い。皮はしっかりとして強い。骨は硬い。
    身は柔らかい。透明感のある白身。熱を通しても硬くならず美味。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    ハナアマダイの料理・レシピ・食べ方/焼く(若狭焼き、塩焼き)、汁(焼きだし汁)、ソテー(ポワレ)、揚げる(唐揚げ)、生食(刺身)
    ハナアマダイの若狭焼き 皮付きのまま表面のぬめりをこそげ、二枚に下ろす。骨つきの方に振り塩をしてビニールなどに密閉する。表面の水分をよく拭き取り。じっくり焼き上げる。酒にほんの香りづけくらいの醤油を加えたものを塗りながら仕上げる。
    皮目のうまさは無類である。身はしっとりと豊潤で口の中に入れるとほぐれる感覚がしてうまい。

    ハナアマダイのポワレ 鱗つきのフィレに塩コショウ。オリーブオイルでかりっと皮を焼き上げて、クールブイヨン、白ワインでソースにする。
    ハナアマダイの焼きだし汁 頭部と皮やあらををこんがりと焼いて昆布だしで煮て、塩味をつけたもの。非常にうまいだしがでて、兜自体についた皮、身もうまい。
    ハナアマダイの刺身 アカアマダイなどと比べると少しだけ身がしっかりしているので刺身にしてみた。水洗いして三枚に下ろす。腹骨と血合い骨を取り、皮を引いて刺身にする。脂がそこそこあり、うま味がとても豊かで美味。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/田中水産(鹿児島県鹿児島市)
    『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
  • 主食材として「ハナアマダイ」を使用したレシピ一覧

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