ニシキエビ

Scientific Name / Panulirus ornatus (Fabricius.1798)

ニシキエビの形態写真

体長55センチを超えるイセエビの中でも超大型種。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)エビ上目イセエビ下目イセエビ科イセエビ属

    外国名

    学名

    Panulirus ornatus (Fabricius.1798)

    漢字・学名由来

    漢字 錦蝦、錦海老。
    由来・語源 錦のように文様が派手で色合いが多彩。

    地方名・市場名

    トライビ
    場所沖縄 

    生息域

    海水生。
    南紀、[徳島県海陽町鞆浦]、九州などでまれにとれる。紅海、ミナミアフリカ、東南アジア、台湾、ポリネシア。
    浅いサンゴ礁域。

    生態

    基本情報

    亜熱帯域、熱帯域に生息する世界最大のイセエビ。国産よりも輸入ものの方が多い。
    東南アジアなどから少ないながら輸入され、ホテルなどで利用されている。
    味はイセエビなどよりも劣るが巨大で見栄えがするので人気がある。

    水産基本情報

    市場での評価 輸入物がほとんど。高価。
    漁法 不明
    産地 ベトナムほか

    選び方

    原則的に生きているもの。
    冷凍ものは品質が安定している。

    味わい

    旬は不明
    殻は硬く、身は詰まっていて歩留まりがよい。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法
    みそ汁、ゆでる

    伝統料理 鬼がら焼き(つけ焼き)、具足煮(煮つけ)
    イセエビと同じように利用される。
    ゆでても、蒸してもやや旨みに欠ける。
    むしろみそ汁などにして美味。
    具足煮などにも向いている。
    蒸したニシキエビ
    ニシキエビを蒸したもの

    好んで食べる地域・名物料理

    沖縄

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    五色蝦 〈伊勢蝦の中に五色なる物有甚希品なり鬚白く背ハ碧重……〉はゴシキエビではなくニシキエビではないかと思う。[日本山海名産図絵(1799)]

    参考文献・協力

    『原色日本大型甲殻類図鑑』(三宅貞祥 保育社)、『沖縄食材図鑑』(NPO法人 食の風 楽園計画)
  • 主食材として「ニシキエビ」を使用したレシピ一覧

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