デコラ

Scientific Name / Macruronus magellanicus  Lönnberg, 1907

デコラの形態写真

体長120cm前後になる。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★★
      一般的(流通量は普通)
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区側棘鰭上目タラ目メルルーサ科ホキ属

    外国名

    Argentine straptail
    場所アメリカ 
    Patagonian whiphake
    場所イギリス 
    Hualca
    場所チリ 
    Merluza de cola
    場所スペイン語圏 

    学名

    Macruronus magellanicus  Lönnberg, 1907

    漢字・学名由来

    由来・語源 アルゼンチン、チリでの呼び名、「Merluza de cola」から。「Merluza de cola」は尾の長いメルルーサという意味。

    地方名・市場名

    生息域

    海水魚。水深30-700m。
    南アメリカ大陸(南半球)アルゼンチン、チリ沖。

    生態

    産卵期は春。

    基本情報

    ホキ属で重要な3種。
    ニュージーランド・オーストラリア/Macruronus novaezelandiae(ホキ)
    アルゼンチン・チリ/Macruronus magellanicus(デコラ)
    南アフリカ/Macruronus capensis(Cape grenadier)
    冷凍フィレが輸入されていて、冷凍食品のフライなどに加工されている。
    流通上は「ホキ」。オーストラリアやニュージーランドで水揚げされていたホキ〈Macruronus novaezelandiae  (Hector, 1871)〉の不漁から、近年「ホキ」は本種のことをさす。

    水産基本情報

    市場での評価 冷凍フィレとして流通する。主に加工原料だと思われる。
    漁/底曳き網
    産地 アルゼンチン、チリ

    選び方

    脂が回って黄色くなっていないもの。

    味わい

    旬は不明。
    皮は薄く、上質の白身で適度に繊維質で熱を通しても硬く締まらない。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法 揚げる(フライ)、ソテー(ムニエル、ジョン)、煮つけ
    揚げる◆衣をつけて揚げると中はしっとりと豊潤、表面は水っぽくならずさくっと仕上がる。フライ材料として非常に優秀。
    ソテー◆バターとの相性が非常によい。小麦粉をつけてていねいにソテーすると非常に美味しい。韓国のジョンにしてもいい。
    煮つけ◆しょうゆ味で煮るとあっさりと上品な味になる。甘辛く強く煮つけるよりもあっさりとして味つけがいい。
    フィレの状態で流通。
    デコラのフライフライにするとさくっとしていて、中はジューシーで甘味がある。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/金田聡さん、高知大学、町田吉彦先生
    『新顔の魚 1970-1995』(阿部宗明 財団法人伊藤魚学研究振興財団 まんぼう社)、『商用魚介名ハンドブック』(日本水産物貿易協会編 成山堂)
  • 主食材として「デコラ」を使用したレシピ一覧

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