チャー

Scientific Name / Pangasianodon hypophthalmus (Sauvage, 1878)

チャーの形態写真

体長2メートルを超えるとも。頭部は上下に平たく(縦扁)、腹部から後ろは左右に平たい(側扁)。背側は灰色で腹部は白い。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★★★
      重要
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    顎口上綱硬骨魚綱新鰭区ニシン・骨鰾下区骨鰾上目骨鰾系ナマズ目パンガシウス科パンガシアノドン属

    外国名

    学名

    Pangasianodon hypophthalmus (Sauvage, 1878)

    漢字・学名由来

    地方名・市場名

    プラー・サワイ
    場所タイ 
    カー・チャー
    場所ベトナム 

    生息域

    メコン川、チャオプラヤ川に棲息。

    生態

    体長1.2メートルにもなる大型淡水魚。

    基本情報

    国内よりもアメリカで食用として重要なもの。
    アメリカではもともと魚はあまり食べないが、マダラやナマズだけは好んで食べていた。
    特にフライ材料として欠かすことが出来ないもので、ハンバーガーなどにはさんで南部地域などで好んで食べられている。
    当然、河川での養殖も盛んでミシシッピ川などでは重要な産業ともなっている。
    ここに登場したのがベトナム、カンボジアなどのパンガシウス科ナマズ・チャーとバサ。
    低い労賃、為替レートで大量に輸入され、アメリカでの養殖業を脅かしている。
    また本来ナマズを食べなかったヨーロッパにも輸出され、新たな魚食文化を生んでいる。
    また国内にもかなりの量が輸入され、持ち帰り弁当などに利用されている。

    水産基本情報

    市場での評価 冷凍食材であり、価格は安値安定。
    養殖魚
    カンボジア、タイ、ベトナムでは重要な食用魚。

    選び方

    味わい

    クセのない白身でほどほどに脂がのっている。
    ふんわりした食感の同属のバサよりも身質はサワラなどに近い。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    料理法 フライ、ポワレ、ムニエル
    フライにすると非常に美味。
    クセがなくジューシーである。
    ムニエル、ポワレなどにも合う。
    バターやオリーブオイルで香をつけた方がうまい。


    好んで食べる地域・名物料理

    アメリカ

    加工品・名産品

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    協力/メープルフーズ(メープルフーズの矢野さん、山口さんには大変お世話になりました)
    『東南アジア 市場図鑑(魚貝篇)』(河野博編 弘文堂)
  • 主食材として「チャー」を使用したレシピ一覧

関連コンテンツ