シナマナガツオ

Scientific Name / Pampus chinensis (Euphrasen, 1788)

シナマナガツオの形態写真

SL 30cm前後。形は正方形に近い。前後と高さが同じくらい。背鰭、尻鰭、尾鰭の縁が黒い。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★★★
      重要
    • 味の評価度

      ★★★★
      非常に美味

    分類

    硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目イボダイ亜目マナガツオ科マナガツオ属

    外国名

    Bawal tambak
    言語マレー語 場所マレーシア 

    学名

    Pampus chinensis (Euphrasen, 1788)

    漢字・学名由来

    漢字 支那真名鰹
    由来・語源 マナガツオの東シナ海、南シナ海でたくさんあがるものの意味。

    地方名・市場名

    マナガツオ
    場所市場 備考単に。 

    生息域

    海水魚。大陸棚砂泥地。
    東シナ海南部。
    福建省・広東省・広西省、インド-西太平洋(ペルシャ湾〜フィリピン諸島・ニューギニア島西端、オーストラリア沿岸は除く)

    生態

    基本情報

    長崎県、山口県などを基地とする以西底曳き網漁で希とれるもの。
    中国から輸入されることがある。マナガツオに非常に似ており、上質な白身で大型になり高値がつく。
    市場などにはしばしばマナガツオとして入荷してくる。

    水産基本情報

    市場での評価 マナガツオが春から夏にかけて入荷してくるのに対して秋に多いもの。マナガツオと区別しないで売られていることもあってキロあたり2000円以上の高値となる。
    漁法 底曵網
    主な産地 中国(輸入)、長崎県、福岡県

    選び方

    できるだけしっかり硬いもの。鰓がくすんでいないもの。

    味わい

    マナガツオに変わらない。
    白身でしまっている。
    国内にくるものは時間がたっているので刺身にはできないがうまい。
    とくに焼き物は国産と変わらない。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    料理法
    西京漬(漬け魚)、祐庵焼き、塩焼き、フライ、ムニエル
    身質はマナガツオに似ている。
    一般的に焼き物にして非常に美味。
    特にみそとの相性がいい。
    値段が安ければムニエル、フライなどにしてもうまい。
    西京漬け 西京漬け、幽庵漬けにして美味。画像は幽庵焼き。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    漬け魚 漬け魚の代表的な材料。

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『原色魚類大図鑑』(安倍宗明 北隆館)、『商用魚介名ハンドブック』(日本水産物貿易協会編 成山堂)
  • 主食材として「シナマナガツオ」を使用したレシピ一覧

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