オウミヨシノボリ

Scientific Name / Rhinogobius sp.OM

オウミヨシノボリの形態写真

琵琶湖産。体長5センチ前後になる。

    • 魚貝の物知り度

      ★★★★★
      知っていたら学者級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    顎口上目硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目ハゼ亜目ハゼ科ヨシノボリ属

    外国名

    学名

    Rhinogobius sp.OM

    漢字・学名由来

    漢字 近江葦登
    由来・語源 ヨシノボリの仲間で近江(琵琶湖)に多いという意味合い。「よしのぼり」は吸盤を使ってヨシについているのを見てつけた。

    地方名・市場名

    ゴリ
    場所滋賀県琵琶湖周辺 
    ウロリ ウロリコ ゴリ
    サイズ / 時期小型 備考岸近くで浮遊生活をしている時季。 

    生息域

    淡水魚。河川の中流・下流域、湖岸。
    琵琶湖流入河川。

    生態

    産卵期は4〜9月。

    基本情報

    滋賀県では主に稚魚が利用されている。
    佃煮、かき揚げなどになる。
    やや高価。

    水産基本情報

    市場での評価 滋賀県などで取引されている。稚魚はやや高価。
    漁/沖曳網
    産地 滋賀県

    選び方

    味わい

    旬は初夏から夏。
    できるだけ小さいもの。
    丸ごと料理する。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法 唐揚げ、佃煮、天ぷら
    唐揚げ◆定番料理だと思う。成魚は骨が気になるのでじっくりと揚げる。
    佃煮◆夏から秋に出る稚魚を山椒などとたく。軟らかくて非常に美味。
    天ぷら◆夏にとれる稚魚をそのままかき揚げなどにする。
    オウミヨシノボリの唐揚げ唐揚げ。成魚はじっくり揚げて丸ごと食べる。
    佃煮。琵琶湖周辺で食べられている佃煮は銘品である。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    ごり佃煮 滋賀県ではまだ底にいないで浮遊している稚魚を佃煮にする。なかなか高級品である。滋賀県安土では「うろり」と名称が変わるがやはり非常に高価だ。[マルマン 滋賀県長浜市、魚善 滋賀県蒲生郡安土町、魚友商店 滋賀県高島市今津、とと果菜 長澤吉美 滋賀県長浜]

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

    『湖国琵琶湖の魚たち』(滋賀県立琵琶湖文化館 第一法規)、『湖魚と近江のくらし』(滋賀の食事文化研究会 サンライズ出版 2003)、『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)
  • 主食材として「オウミヨシノボリ」を使用したレシピ一覧

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