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全体に細く、微かに赤味がかった灰色で死んでしまうと白くなる。背鰭に斑紋がない。
硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系
スズキ目スズキ亜目キス科キス属
シロギス
Sillago japonica Temminck and Schlegel
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魚貝の物知り度/★★★ 知っていたら通人級
食べ方◆塩焼き/天ぷら/刺身(昆布締め)/
干物(酒干し)
◎非常に美味
大きさ◆30センチ前後になる
生息域◆北海道南部から九州。朝鮮半島、黄海、台湾、フィリピン。
生態◆
浅い砂地に棲息。
産卵期は初夏から秋口。
■気温・海水温の高いときには浅場にいて、寒くなると深場に移動する。
市場での評価・取り扱われ方◆関東では冷凍物、鮮魚とも入荷の多い魚。鮮魚は高値で安定している。
シロギスの基本◆
■旬は晩春から初夏、夏。産卵後はまずくなり、秋には味的に回復する。そして寒くなると、また味が落ちる。
■東京では代表的な天ぷら材料。

漁獲方法◆底曳網(ごち網漁)/刺網漁
漢字◆「白鱚」。
由来◆地方名に多い「きすご」が本来の呼び名・表記であるという。一般に「きす」というのは最後の「ご」を省略したもの。「約500年ほど前の御湯殿の上の日記に初めて“きすご”として記録」、「和漢三才図絵(寺島良安 1712年)にも「幾須吾(きすご)大なるものを吉豆乃(こずの)といい」。語源は「生直(きす)」=性質が素直で飾り気のない」に魚名語尾(魚を表す)「ご」がついた。
呼び名・方言◆
■市場では単に「きす」。
■「きすご」、「きす」と呼ぶ地域が多い。
■市釣りの世界では大型のものを「ヒジタタキ(肘叩)」、小さい物を「ピンギス」と呼ぶ。
「しらぎす」、「まぎす」。
島根県では「きす」、「なたぎす」、「きすご」、「きつご」、「ほんぎす」。
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釣り◆
■新年が明けるとすぐに解禁になるのが神奈川県相模湾のシロギス釣り。この時期、夏には海水浴をしていても目にするほど浅い場所を泳ぐシロギスが、水深30メートルほどの深みにいる。この時期は水温が低いため、かかっても引きが悪く、魚体を持つと冷たく感じるほどだ。むしろこの時期に面白いのは外道というか釣り物のにぎやかさ。これが5月ともなると浅い場所での釣りとなり、水温も高くなって活性化されて引きよく、味もよい。仕掛けは天秤に10号から15号重り、ハリス0.8号の2本針。餌はジャリメがいい。
■砂浜からの投げ釣りの代表的な対象魚である。
◆食べてみる◆
 いちばん味わい深いのは単純に塩焼きかも知れない。皮目にやや日向臭い香りがあり、これが持ち味。アユのきゅうりの香りに匹敵する。
 また歩留りが悪くぜいたくであるが刺身の繊細なうまさは、初夏の爽やかな味わいだ。あっさりとした中に脂が感じられる。皮に風味があるので焼き霜造りに、昆布締めにも向いている。
 また病みつきになるのが酒干し。三枚に卸して軽く塩をふり、酒で洗って一夜干す。
寿司に関しては寿司図鑑へ!
同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
参考/広辞苑、『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版)、『島根のさかな』(島根県水産試験場 山陰中央新報社)、『魚類学 下』(落合明、田中克 恒星社厚生閣)、『日本漁具・漁法図説』(金田禎之 成山堂)
■私見
がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
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鱚の焼き霜造り。シロギスを生で食べるには、たんに皮を引いて刺身でもいいのだが、その淡白さにもの足りないと感じる向きも多い。そんなときには皮目を焼き、冷水にとり、刺身に切る。ほかには昆布締めもうまい



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