ホンモロコ

代表的な呼び名モロコ

ホンモロコの生物写真

体長14センチ前後になる。細長くやや側扁。

魚貝の物知り度 ★★★★
知っていたら達人級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
硬骨魚綱条鰭亜綱ニシン・骨鰾下区骨鰾上目骨鰾系コイ目コイ科バルブス亜科タモロコ属
外国名
Biwa gudgeon
学名
Gnathopogon caerulescenss(Sauvage)
漢字・由来
漢字 本諸子、本諸魚
由来・語源 他のタモロコ、デメモロコなどと区別して本をつけた。
モロコは「もろ」=漢字の「諸」であり多いこと。「こ」は「子」であり子だくさんと表す。
「もろ」は多いことで、「こ」は魚を表す語尾。
地方名・市場名
モロコ。
イノコリモロコ、カスケ、ゴマモロコ、シヨオゲンモロコ、シラバイ、ムギハエ、ヤナギモロコ。

概要 ▽

生息域

淡水魚。琵琶湖特産。各地に移植され繁殖している。

生態

湖沼だけをすみかとしている。
水深5メートル前後を群れをなして泳ぐ。
プランクトン、水生昆虫をエサとする。
産卵期は3月〜7月。

基本情報

本来は滋賀県琵琶湖特産魚。
これが千葉県、埼玉県などでも養殖が進んでいる。
琵琶湖ではもっとも価格の高い魚で、鮮魚、佃煮、素焼き、なれずしなどに加工されている。

水産基本情報

市場での評価 琵琶湖周辺、京都で取り扱われるもので、高級魚。
漁法 定置網、養殖
産地 滋賀県、埼玉県、千葉県

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

白銀で輝いているもの。身にはりのあるもの。

味わい

旬は冬から春
小魚なので丸ごと食べるもの。
白身でクセがなく旨み、独特の風味がある。
骨が柔らかい。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

調理法
焼きもの、天ぷら、煮つけ
ホンモロコの素焼き
素焼き 素焼きすると香ばしく、クセがなく骨が軟らかいので丸ごと食べることができる。子持ちの時期は真子の甘さ、うま味もプラスされる。
ホンモロコの天ぷら天ぷら
地元でも定番的な料理法である。骨が柔らかく上げても硬く締まらずふんわりと揚がる。実にうまい。
ホンモロコの煮つけ煮つけ
しょうゆ、酒、砂糖などを使い薄味で煮てとてもうまい。

好んで食べる地域・名物料理

素焼き 素焼きにしてショウガ醤油、三杯酢、酢みそで食べる。琵琶湖周辺。(滋賀県大津市堅田)

加工品・名産品

佃煮 琵琶湖周辺。
焼きもろこ 琵琶湖周辺。温めてショウガ醤油で、酢みそなどで食べる。
もろこの南蛮漬 ホンモロコを素焼きにして甘酢に漬け込んだもの。
なれずし 琵琶湖周辺。産卵期にとったものを飯と漬け込んだもの。

釣り情報

歴史・ことわざなど

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■飛騨コンロ(卓上のコンロ)で焼いて、しょうがしょうゆ、もしくはすだちを搾り込んだしょうゆで食べるのは、異常にうまい。魔味であると思っている。その香り、もの微かな甘味、ワタの程よい苦味。まさに調和がとれた味わいである。また難しいのであるがあっさりと薄味に炊き上げるのもうまい。

参考文献 ▽

『日本の淡水魚』(川那部浩哉、水野信彦 編・監修 山と渓谷社)


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