ヒシカイワリ

ヒシカイワリの形態写真一覧 (クリックで下に拡大表示)
体長1m前後になる。体側は菱形に近い。第二背鰭、尻鰭の先端は伸びる。舌、口腔は淡い色合い。遊離尻鰭棘は露出していて可動性だ。[体長20cmの幼魚]口腔は淡い色合い。舌の先端はやや尖る。遊離尻鰭棘は露出していて可動性だ。

ヒシカイワリの形態写真

体長1m前後になる。体側は菱形に近い。第二背鰭、尻鰭の先端は伸びる。舌、口腔は淡い色合い。遊離尻鰭棘は露出していて可動性だ。[体長20cmの幼魚]

魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目アジ科ヒシカイワリ属
外国名
Longrakered trevally
学名
Ulua mentalis (Cuvier, 1833)
漢字・由来
漢字/菱貝割
由来・語源/体形がカイワリに似て、形が菱形に近いため。
地方名・市場名

概要 ▽

生息域

海水魚。沿岸の浅場。
鹿児島県笠沙。
台湾、海南島、トンキン湾、インド-ニューギニア島北東岸以東を除く西太平洋。

生態

基本情報

国内では鹿児島県で幼魚しか見つかっていない。
非常に美味。

水産基本情報

市場での評価/一度も流通の場で見ていない。
漁法/定置網
産地/鹿児島県

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

触って張りのあるもの。鰓が赤いもの。

味わい

旬は不明。2016年11月20日の個体は脂がのっていた。
鱗は細かく取りやすい。皮は薄いがしっかりしている。骨は軟らかい。
透明感のある白身で血合いは弱い。熱を通すとやや締まる。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

生食(刺身)、焼く(塩焼き)、汁(みそ汁)、揚げる(フライ)
ヒシカイワリの刺身ヒシカイワリの刺身 三枚に下ろして血合い骨を取り、刺身にしたもの。適度な食感があり、アジ科特有のうま味がある。一見シマアジを思わせる味わいである。幼魚でこの味なら成魚のうまさは想像以上かも知れない。
ヒシカイワリの塩焼きヒシカイワリの塩焼き 二枚に下ろして骨つきの方を適宜に切り、振り塩をする。1時間以上置き、じっくりと焼き上げる。皮に独特の香りがあり、身に強いうま味がある。適度に繊維質の身は身離れがよく実に美味。
ヒシカイワリのみそ汁ヒシカイワリのみそ汁 沖縄ではアジ類を「がーら」と呼ぶ。その代表的な料理が「魚汁」、すなわちみそ汁である。アジ類ならではのうま味がとても味わい深い汁になるが、本種も同様にうまい。あらを湯引きして冷水に落として鱗や血液、ぬめりを落として水分を切り、水から煮出してみそを溶く。
ヒシカイワリのフライヒシカイワリのフライ 三枚に下ろして皮付きのまま塩コショウする。少し置き、小麦粉をまぶして溶き卵をくぐらせて、パン粉をつけて揚げる。表面が香ばしく、中はしっとりとジューシーに揚がる。とても美味である。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

参考文献 ▽

協力/田中水産(鹿児島県鹿児島市)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)


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