シャチブリ

シャチブリの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
TL 1m前後になる。頭部は円筒形で尾に向かって側へんする。頭部、特に吻周辺はゼラチン質でぶよぶよしている。糸状の腹鰭は長く胸鰭始部分を超える。下顎には歯がなく上顎にはあるムラサキシャチブリ型と両方に歯のあるシャチブリ型、胸鰭が長いタナベシャチブリ型があるが総てシャチブリ。古くはタナベシャチブリとしていたものは小型が多いことから、小型は胸鰭が長いのかも。
胸鰭が長いタナベシャチブリ型があるが総てシャチブリ。古くはタナベシャチブリとしていたものは小型が多いことから、小型は胸鰭が長いのかも。
TL 1m前後になる。頭部は円筒形で尾に向かって側へんする。頭部、特に吻周辺はゼラチン質でぶよぶよしている。糸状の腹鰭は長く胸鰭始部分を超える。下顎には歯がなく上顎にはあるムラサキシャチブリ型と両方に歯のあるシャチブリ型、胸鰭が長いタナベシャチブリ型があるが総てシャチブリ。古くはタナベシャチブリとしていたものは小型が多いことから、小型は胸鰭が長いのかも。
TL 1m前後になる。頭部は円筒形で尾に向かって側へんする。頭部、特に吻周辺はゼラチン質でぶよぶよしている。糸状の腹鰭は長く胸鰭始部分を超える。下顎には歯がなく上顎にはあるムラサキシャチブリ型と両方に歯のあるシャチブリ型、胸鰭が長いタナベシャチブリ型があるが総てシャチブリ。古くはタナベシャチブリとしていたものは小型が多いことから、小型は胸鰭が長いのかも。
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度 ★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区正真骨下区シャチブリ上目シャチブリ目シャチブリ科シャチブリ属
外国名
Pacific jellynose fish
学名
Ateleopus japonicus Bleeker, 1853
漢字・学名由来
漢字/鯱振 Shatiburi
由来・語源/神奈川県江ノ島での呼び名。鯱(しゃち)とは頭部が虎(トラ)で尾が魚という想像上の生き物。その鯱に似ているという意味。

英名/Jellynose 頭部はぶよぶよしてゼリー状だが、腹部や尾部も同じようにぶよぶよして柔らかい。
Bleeker
Pieter Bleeker(ピーター・ブリーカー 1819-1878 オランダ)。医師、魚類学者。『東インドオランダ領の魚類図鑑』(Atlas Ichtyologique des Indes Orientales Netherlandaises 1862-1878)。軍医としてバタビア(現インドネシアジャカルタ)に赴任。インド洋、西太平洋の魚を採取。
地方名・市場名
ウネクラゲ
場所和歌山県田辺市 
オバケ
場所愛知県西尾市一色 
ユウレイ
場所高知県 

概要

生息域

海水魚。水深150-500m。
鹿島灘〜土佐湾の太平洋沿岸、鹿児島県薩摩半島東シナ海沿岸、新潟県、[富山湾魚津 2008-2018 年に富山湾で新たに記録した魚類 木村知晴・西馬和沙・不破光大・稲村 修(魚津水族館)]、若狭湾、兵庫県余部沖、島根県隠岐・江津市敬川、山口県日本海沿岸、沖縄舟状海盆

生態

基本情報

日本周辺の深海に生息している。古くはシャチブリ、タナベシャチブリ、ムラサキシャチブリの3種であったものが、シャチブリ一種になる。
底曳き網などに混ざるもの。非常に水分が多く脆弱で鮮度落ちが早いので主に産地周辺で食用となる。

水産基本情報

市場での評価/流通しない
漁法/底曳き網、定置網
産地/鹿児島県、静岡県、愛知県、三重県など

選び方・食べ方・その他

選び方

触って張りのあるもの。

味わい

旬は不明。
鱗はなく、皮と身は一体化して区分できない。骨は柔らかく身は柔らかい。
筋肉といったものではなく、全身ゼリー状でほぼ水分。
肝は美味。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

シャチブリの料理法・調理法・食べ方/煮る(煮つけ)、汁(しょうゆ汁、みそ汁、潮汁)
シャチブリの煮つけ 水洗いして鰓と食べたエサのみ取り去る。適当に切り、湯通しする。冷水に落としてぬめりを流す。これを酒・砂糖・しょうゆ味で煮つけていく。酒・しょうゆのみでも、酒・みりん・しょうゆなどで味つけしてもうまい。


シャチブリの潮汁 鱗がないので水洗いして、適当に切る。肝や胃袋などもとっておく。これを湯通しして、冷水に落としてぬめりを流す。これを昆布だしで煮だして酒と塩で味つけする。意外にもうま味豊かなだしが出る。肝や胃袋なども美味。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど