シモフリカジカ

シモフリカジカの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
30cm SL 前後になる。頭部はギスカジカ比べると尖っていて目と目の間は狭い。頭部に皮弁がある。腹綿の斑紋は周辺部だけ。体に霜降り状の白い斑紋がある。[25.5cm SL・444g]
30cm SL 前後になる。頭部はギスカジカ比べると尖っていて目と目の間は狭い。頭部に皮弁がある。腹綿の斑紋は周辺部だけ。体に霜降り状の白い斑紋がある。[25.5cm SL・444g]
30cm SL 前後になる。頭部はギスカジカ比べると尖っていて目と目の間は狭い。頭部に皮弁がある。腹綿の斑紋は周辺部だけ。体に霜降り状の白い斑紋がある。[25.5cm SL・444g]
側面、腹部側面近くには斑紋があり、腹部に斑紋がない。

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珍魚度・珍しさ★★★★
めったに出合えない
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カジカ亜目カジカ科ギスカジカ属
外国名
Snowy sculpin
学名
Myoxocephalus brandti (Steindachner,1867)
漢字・学名由来

漢字 霜降鰍、霜降杜父魚 Shimofurikajika
由来・語源 身体に霜降り模様(白い小さな斑文)のある鰍の意味。
〈頬甲族カジカ科ギスカジカ属シモフリカジカ Myoxocephalus brandti 〉。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)

地方名・市場名
アオカジカ

概要

生息域

海水魚。沿岸の浅い藻場・岩場。
北海道全沿岸、青森県鮫、岩手県、福島県、茨城県。
東朝鮮湾から沿海州をへて間宮海峡、サハリン西岸・南東岸、千島列島、オホーツク海、カムチャツカ半島東岸、カラギンスキー島。

生態

基本情報

主に北海道で水揚げされるが、流通上はほとんど見かけない。ほぼ流通しないのではないかと思われる。比較的獲れる量が少ないと思うのは流通しないためかも知れない。事実、『新北のさかなたち』(水島敏博、鳥澤雅他 北海道新聞社)には「雑魚として養殖ミンクの餌に利用される」とある。
海にいる大型のカジカ類は味がいいものの、料理法が限られるなどで嫌われているのかも知れない。安いのならばもっと利用すべきだと思う。
珍魚度 食用魚ではあるが手に入れにくさ的にはトップクラス。道東、オホーツク海でも水揚げは少なく、めったに出合えない。

水産基本情報

市場での評価 流通しない。
漁法 刺網
産地 北海道

選び方・食べ方・その他

選び方

触って張りのあるもの。粘液は白濁していないもので、粘液にネバリのあるもの。

味わい

旬は秋から春だと思われる。
鱗はなく皮は厚みがあって上部。骨はあまり硬くない。
透明感のある白身であるが、鮮度落ちが早く白濁しやすい。熱を通すと硬く締まる。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

シモフリカジカの料理・レシピ・食べ方/汁(みそ汁)
シモフリカジカのみそ汁(かじか汁) 鱗らしい鱗がないのでぬめりを包丁でしごき、水洗いする。肝と胃袋をとりわけ適当に切って湯通しする。冷水に落としてぬめりなどを長し、水分をきっておく。これを水から煮出してみそを溶く。嫌みのないとても味わい深い汁になる。身はやや締まるもののとてもおいしい。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど