キビレアカレンコ

キビレアカレンコの生物写真

体長30cm前後になる。主としてはアカレンコと同じだが、明らかに色合いが違っている。琉球列島にいるキダイ属として認識されている。

魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★★
一般的(流通量は多くも少なくもない)
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目タイ科キダイ亜科キダイ属
外国名
Yellowfin sea bream
学名
Dentex abei Iwatsuki,Akazaki and Taniguchi.2007
漢字・由来
漢字 黄鰭赤連子
地方名・市場名
フカヤーマジク/沖縄本島
マーダイ/沖縄宮古島
レンコダイ/沖縄八重山

概要 ▽

生息域

海水魚。水深50〜150メートルの岩礁域。
奄美大島、沖縄島。東シナ海大陸棚縁辺域、台湾、フィリピン。

生態

基本情報

鹿児島以南で水揚げされるキダイ。
沖縄などで「タイ」というと本種、タイワンダイであることが多い。

水産基本情報

市場での評価 タイワンダイとともに沖縄のタイ。沖縄県、奄美大島のタイ類ではもっとも漁獲量が多い。やや高値。
漁法 一本釣り
産地 沖縄県

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

味わい

旬は不明。
鱗は薄くて取りやすい。皮は厚くて強いが熱で軟らかくなる。
透明感のある白身で熱を通しても硬くならない。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方

焼く(塩焼き)、生食(皮霜造り、焼霜造り、酢じめ)、汁(鍋、潮汁)、蒸す(酒蒸し)、煮る(煮つけ)、揚げる(天ぷら)
キビレアカレンコの塩焼き塩焼き やや水分が多いものの焼くと適度にしまり、皮に好ましい風味がある。身に甘さがあり、適度に繊維質なので身離れもいい。実に味のいい塩焼きである。
キビレアカレンコの骨酒骨酒 キビレアカレンコを水洗いして、振り塩。これをじっくりと時間をかけて焼き上げ、深みのある器に盛る。脇で酒を熱燗にして火を入れて焼き上げたものをそそぐ。火に乗せられる器などを使い少し沸き立たせてもいい。酒もほぐしながら食べる塩焼きもうまい。
キビレアカレンコの皮霜造り皮霜造り 水洗いして三枚に下ろす。皮目に湯をかけて冷水にとる。水分をよく切り、刺身状に切る。単に刺身にすると水っぽいが皮霜造りにすることにより身が締まり、味わい深くなる。
キビレアカレンコの酢じめ酢じめ 関東のすし店ではキダイ類は酢じめにすることが多い。これをおつまみで出してくれるのだが、実にうまいと思う。三枚に下ろして血合い骨を抜き振り塩。少し寝かせて(季節季節で違う)、生酢(甘酢でも)で締める。
キビレアカレンコの鍋 キビレアカレンコを水洗いして、適宜に切り、一度湯通し。鱗や汚れなどを取り去り、昆布だし、酒、塩の味つけで煮ながら食べる。季節の野菜、きのこ、豆腐など具だくさんにしてもうまい。
潮汁 あら、兜(頭)を湯通しし、冷水に落とし、鱗などをきれいに取り、水分をよく切っておく。これを酒、水を合わせたものに入れて火をつける。あくを取りながらうまいだしが出てきたら、酒、塩で味つけする。
キビレアカレンコの酒蒸し酒蒸し 三枚に下ろして切り身にする。これに振り塩をして1時間以上置く。切り身に水分が浮かんできたらよく拭き取っておく。器にもどした昆布をしき、切り身をのせて酒を振る。強火で6分くらい蒸し、加減をみて供する。
キビレアカレンコの煮つけ煮つけ キビレアカレンコは水洗いして適宜に切る。丸のままよりも切り分けた方が家庭では煮つけやすい。これをひたひたの水、酒、みりんを合わせた汁に入れて煮上げていく。濃いめの味つけでも、あっさりした味つけでもともにうまい。
キビレアカレンコの天ぷら天ぷら 皮に風味があり、身に甘みがあるので揚げてもおいしい。三枚に下ろして適宜に切り、小麦粉をまぶして、衣をまとわせて強火で短時間煮揚げる。沖縄や長崎のように味つけした衣で揚げてもうまい。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

参考文献 ▽

協力/田中水産 鹿児島県鹿児島市
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)


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