コレゴヌス・マレーナ
魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
淡水魚。東部ヨーロッパ、ロシア、北緯50度以北のユーラシア大陸。
生態
主にプランクトン、底生動物を食べている。
肉食のサケ属、タイセイヨウサケ属とは食性が大いに違っている。
卵巣は秋から見られる。
基本情報
主に長野県で流通するが、量的には少ない。
養殖するのが難しい、サケ科であっても赤くない身色が難点であるように思える。
ただし、淡水養殖、海面養殖の中心にニジマスが君臨し、
養殖魚の多様性が失われていることから、白身の本種は重要なものと思う。
やや柔らかい身質であるが、なかなか味がよく、ほとんどクセがない。
和洋料理に仕える優れものである。
寒い地方、雪国にマッチする魚で、他地域との区別化にも利用できる。
養殖するのが難しい、サケ科であっても赤くない身色が難点であるように思える。
ただし、淡水養殖、海面養殖の中心にニジマスが君臨し、
養殖魚の多様性が失われていることから、白身の本種は重要なものと思う。
やや柔らかい身質であるが、なかなか味がよく、ほとんどクセがない。
和洋料理に仕える優れものである。
寒い地方、雪国にマッチする魚で、他地域との区別化にも利用できる。
水産基本情報
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選び方・食べ方・その他
選び方
原則的に活魚、もしくは活け締めしたものを。鮮度の良し悪しは外見からはわかりにくい。触って張りのあるもの。時間が経つと退色してより白くなる。
味わい
旬は春から夏。
鱗は弱く取れやすい。
全体に柔らかく身はやや脆弱。
白身でやや白濁し、柔らかい。
クセはまったくない。
熱を通すと締まる。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
調理法
ムニエル、バプール(蒸す)、刺身、カルパッチョ、フライ、塩焼き、みそ汁ムニエル 熱を通すと適度にしまり、バターとの相性が非常にいい。
カルパッチョ 香草類、にんにく、オイルで上品で淡泊な味わいを補う。どのような野菜とも相性が良く、相乗的に味がよくなる。
フライ クセがなく柔らかい身質がフライに最適。フライ材料としては最上のもの。
塩焼き 腹身など脂の強い部分は塩焼きにして美味。
みそ汁 やや濃いめのみそ汁にする。鯉こくのようでいて、より淡泊。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
ホワイトフィッシュ(Coregonus属)の魚の導入は1930年琵琶湖に始まる。1970年にはソビエト連邦(ロシア)からCoregonus autumnalis migratoriusが青森県に導入された。
長野県では佐久支場で1975年にソ連から導入していたチェコスロバキアからコレゴヌス・ペレッドCoregonus peled (Gmelin) 60万粒とコレゴヌス・マレーナCoregonus lavaretus maraena 160万粒が導入された。2004年前後からマレーナだけを生産するようになった。