キクスズメ

キクスズメの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
20mm SL 前後になる。殻は硬く太い放射肋が密に並ぶ。裏面は縁が赤味を帯び、馬蹄形の筋肉痕がある。できる限り水管の近くに、決してふさいでしまわないように着いている。
20mm SL 前後になる。殻は硬く太い放射肋が密に並ぶ。裏面は縁が赤味を帯び、馬蹄形の筋肉痕がある。
20mm SL 前後になる。殻は硬く太い放射肋が密に並ぶ。裏面は縁が赤味を帯び、馬蹄形の筋肉痕がある。
20mm SL 前後になる。殻は硬く太い放射肋が密に並ぶ。裏面は縁が赤味を帯び、馬蹄形の筋肉痕がある。
珍魚度・珍しさ★★
少し努力すれば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度
分類
腹足綱前鰓亜綱盤足目スズメガイ超科スズメガイ科キクスズメ属
外国名
kikusuzume
学名
Sabia conica (Schumacher, 1817)
漢字・学名由来
漢字 菊雀 Kikusuzume
由来・語源 『目八譜』より。『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)

菊雀(1) 武蔵石寿が本種をあらゆる角度から観察して、雀のようで菊のようでもあると考えたのだと思う。貝に伏せて付着した姿は確かに雀のよう。また裏返すと菊に見える。
菊雀(2) 武蔵石寿は明和三年(1766)から万延元年(1861)まで生きた旗本である。富山藩主前田利保が主催する赭鞭会の一員で、江戸時代後期を代表する博物学・本草学者。『目八譜』はその集大成のひとつ。石寿の特徴は本草学的に有用であるか、などに関係なく生き物(物事)を探求したこと。
本種など明らかに食用ではなく呼び名などなかった可能性が高い。これを見立てによって名をつけたのが江戸時代の博物書だ。
地方名・市場名

概要

生息域

海水生。潮間帯〜潮下帯の腹足目の貝殻の上に生息。
北海道南部以南。インド〜西太平洋。

生態

基本情報

本種のスズメガイ科は殻が笠を伏せたようで、石灰質の分泌物を出して貝などの排泄物の孔の周辺に強く付着する。本種は主にトコブシやクロアワビなどミミガイ科、バテイラなどのバテイラ科などについている。
のせている貝には迷惑だが、国産のものにしか付着していないので、国産で天然ものという目印になる。
珍魚度 ミミガイ科のトコブシ、アワビなどの天然ものを買えば見つけられる可能性が高い。

水産基本情報

選び方・食べ方・その他

選び方

味わい

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど