カワムツ


全長15㎝を超える。胸鰭、腹鰭の前縁は黄色。

全関連コラム

魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱ニシン・骨鰾下区骨鰾上目骨鰾系コイ目コイ科ダニオ亜科カワムツ属
外国名
River chub
学名
Candidia temminckii (Temminck and Schlegel,1846)
漢字・学名由来

漢字 川鯥
由来・語源 琵琶湖での呼び名。海に生息するムツに対して川に生息するムツの意味(徳島県魚貝図鑑)。

地方名・市場名

概要

生息域

淡水魚。比較的穏やかな流れの河川と湖沼。
富山県、静岡県以西。琵琶湖産アユの移植にともな大井川以東、関東でも見られる。

生態

比較的流れの緩やかな場所で柳などの生える場所に多い。
縄張りを形成して日中に活動。
落下昆虫や底生動物などをエサとしている。
産卵期は6〜7月。

基本情報

河川にいる魚のなかでも、オイカワなどと比べて利用される可能性の低いもの。
いまだに好んで食べている地域は知らない。

水産基本情報

流通しない。

選び方・食べ方・その他

選び方

原則的に生きているもの。

味わい

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

調理法 天ぷら
天ぷら◆わたと鱗を取り、かりっと油で揚げてやや美味。
天ぷらにするとやや美味。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

地方名・市場名

ヤマガ[山が]
備考山の谷などにいるためだろう。 参考聞取 場所兵庫県香美町 
アカモト ムツ
参考『萩原文庫6 萩原の風土と生きもの』(はぎわら文庫編集委員会 岐阜県益田郡萩原町 1984) 場所岐阜県下呂市萩原 
クソムツ
場所岐阜県中津川市付知川 
ハエゴ
参考日下田周之さん 場所島根県弥栄町 
ドンバイ
参考日和佐の魚類 場所徳島県日和佐 
ヤマジャコ ジャコ
参考聞き取り 20181226ほか 場所徳島県美馬郡つるぎ町半田町 
ツチクイジャコ[土食雑魚]
参考聞き取り 20181226 場所徳島県美馬郡つるぎ町半田町(1) 
クソクイジャコ[糞食雑魚]
参考聞き取り 20181226 場所徳島県美馬郡つるぎ町半田町(2) 
ゴージバイ
備考〈川魚の「ヤマトバイ」のオス。繁殖期には体に虹のような婚姻色がつく。〉とある。相生は山間部なのでオイカワがいないのでカワムツとした。 参考相生町の方言(徳島方言学会) 場所徳島県那賀町相生 
タニゴ
参考山崎博司さん 場所徳島県那賀郡和食 
ゴロ
参考日比野友亮 場所鹿児島県姶良市 
モッゴロ
参考日比野友亮 場所鹿児島県薩摩川内市 
ヤマトバイ
場所徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)・那賀町相生・日和佐 
ドロムツ[泥ムツ] ドロムツ[泥ムツ]
場所岡山県新見市新見・哲西町、高梁市向長屋・黒鳥 
シラハヤ
場所佐賀県佐賀市兵庫町 直塚さん(兵庫町生まれ) 
ヤマソバヤ
場所福岡県久留米市田主丸 
アカジ アカバイ アカハエ アカバエ アカブト アカマツバイ アカマツバエアカマツバヤ アカムツ アカモツ アカンバエ アマゴ アメノウオ イダバヤ ギンモツ クソバイ クソムツ クロハエ ゲンタバイ ケンレイ コケムツ シマバエ シラハエ シロバイ シロムツ セエモン ゼエモン タニバイ タニバエノアカンジ テリムツ ドンドハス ニユウコオバエ ハイ ハエ ハヤ ベニツケバヤ ベンケイバヤ ホンバエ マバエ マメツギ ムギツク ムソバエ ムツ メチョオ メバエ モツ モツバエ モト ヤナギハエ ヤナギバエ ヤナギブトオ ヤマンボウ ヤワウツ アカジ アカバイ アカハエ アカバエ アカブト アカマツバイ アカマツバエアカマツバヤ アカムツ アカモツ アカモト アカンバエ アマゴ アメノウオ イダバヤ ギンモツ クソバイ クロハエ ゲンタバイ ケンレ シロバイ セエモン
参考文献より。 
テリムツ ドンドハス ニユウコオバエ ハイ ハエ ハヤ ベニツケバヤ ベンケイバヤ ホンバエ マバエ マメツギ ムギツク ムソバエ ムツ メチョオ メバエ モツ モツバエ モト ヤナギハエ ヤナギバエ ヤナギブトオ ヤマンボウ ヤワウツ
備考呼び名はヌマムツと共通。 参考文献より。