イワトコナマズ
代表的な呼び名イワトコ
イワトコナマズの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
淡水魚。琵琶湖、瀬田川、余呉湖。
岩礁地帯。
生態
岩の多い場所をすみかとして小魚やエビ、昆虫などをエサとしている。
産卵期は梅雨(6月中旬から下旬)にかけて水深3〜4メートルの石の多いところで産卵。
基本情報
琵琶湖、余呉湖特産のナマズ。
ナマズ3種のなかで、いちばん味がよいことは古くから知られていたが、獲れる量、流通する機会が非常に少ない。食用とする地域も琵琶湖周辺と岐阜県などのみ。
淡水魚なのにクセがなく、歩留まりがいいので産地などで人気。
水産基本情報
市場での評価 琵琶湖周辺のみで流通する。やや高値
漁法 刺し網、釣り
産地 琵琶湖
選び方・食べ方・その他
選び方
原則的に生きているもの。活け締めにして時間のたっていないもの。
味わい
旬は梅雨時期と秋
頭部が小さく歩留まりがいい。鱗はなく大量の粘液に覆われている。これをこそげ取ってから料理する。
魚類中もっとも硬い骨をしていると思う。
脂は黄色く腹の縁や背鰭近くにたまる。やや赤みがかった上質の白身で熱を通しても硬く締まらない。生で食べてもあまりうま味を感じない。アラ、身、内臓などからいいだしが出る。
頭部が小さく歩留まりがいい。鱗はなく大量の粘液に覆われている。これをこそげ取ってから料理する。
魚類中もっとも硬い骨をしていると思う。
脂は黄色く腹の縁や背鰭近くにたまる。やや赤みがかった上質の白身で熱を通しても硬く締まらない。生で食べてもあまりうま味を感じない。アラ、身、内臓などからいいだしが出る。
料理の方向性
上質の白身ではあるが、身自体に強いうま味があるわけではない。むしろ皮に独特の風味がある。汁ものなどにすると皮、身とも味がよい。揚げ物は美味。単に焼くとやや強く締まり硬くなる。むしろ蒲焼きにして美味。栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
調理法
煮る(じゅんじゅん〈すき焼き〉)、汁(みそ汁、醤油味の汁)、揚げる(天ぷら、フライ、唐揚げ)、焼く(蒲焼き)、刺身、唐揚げ甘辛い醤油、みりん、酒などで味つけした地で煮ながら食べる。クセのない味わいで皮にこくがある。
好んで食べる地域・名物料理
琵琶湖周辺。
加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
琵琶湖の漁師さんたちは、この黄色いナマズが獲れると、竹生島の弁天様のお使いとしてすぐ琵琶湖に逃がしている。 (『湖国琵琶湖の魚たち』)