イサザ
8cm SL 前後になる。体に目立った斑紋はなく全体に黄色み(飴色とも)を帯びている。第一背ビレの後端に小さな黒い斑紋がある。
魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
---|---|
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
淡水魚。成魚は琵琶湖の水深30mよりも深場にいて産卵期に浅場に移動する。
琵琶湖固有種で北湖に生息。
生態
産卵期は4〜5月。
湖の岸、小石などのある場所。
石の下に雄が産卵室を作り、雌を誘い産卵させる。
孵化後、仔魚は沖合で浮遊生活を送り、7月中旬くらいから生成生活にはいる。
寿命は1年、もしくは2年。
基本情報
琵琶湖周辺では重要な魚。9月から3月くらいが漁期。
湖魚のなかでは高級なものでもある。
伝統料理の「いさざ豆」、佃煮などに加工されている。
また鮮魚は「じゅんじゅん(すき焼き)」などにも使われる。
水産基本情報
市場での評価 琵琶湖周辺でのみ取引される。湖魚のなかでは高価なもの。
漁法 沖曳き網、魞
産地 滋賀県
選び方・食べ方・その他
選び方
飴色で退色していないもの。腹などが割けていないもの。
味わい
旬は寒い時期(秋から冬)
小魚なので丸ごと食べる。
骨が軟らかく、いいだしがでる。
栄養
ー
危険性など
ー
食べ方・料理法・作り方
イサザの料理法・レシピ・食べ方/煮る(じゅんじゅん・すき焼き、佃煮)、唐揚げ
好んで食べる地域・名物料理
琵琶湖周辺。
じゅんじゅん イサザを使ったすき焼き。ウナギなどでも作るがイサザは絶品。
いさざの唐揚げ イサザを唐揚げにしたもの。「唐揚げ天ぷら」とも。
いさざ豆 ウキゴリ属のイサザと大豆を煮たもの。湖魚と大豆を煮るのは琵琶湖周辺の代表的な郷土料理。なかでもやや高級なもの。[嶋田義晴 滋賀県長浜市]
加工品・名産品
ー
釣り情報
ー
歴史・ことわざなど
ー