ハゼ

一般的に「ハゼ」と呼ばれる水産物についてのまとめページです。

ハゼについて


「はぜ」の語源をいろいろ挙げられているが、すべて間違いというか、こじつけである。「はぜ」自体には意味がなく、単に魚の名前として誕生したものだ。「はぜ」は「はぜ」でしかない。
一般的に「はぜ」とは、マハゼのことである。マハゼは国内の本州、四国、九州などで見られ、国内でも大都市が生まれやすい川の河口域に普通に見られる。国内の漁業もこんな身近な場所から始まっているはずである。
身近な魚なので、全国で正月の膳に加わる。
18世紀後半、江戸時代後期には江戸の町の、食文化の花形である天ぷらの代表的な種となる。
マハゼは食用魚としてだけではなく歳時記の季語などにもなり、食以外の文化とも結びついている。
これに準じているのが比較的地域性のあるものである。浅場での沖の底曳き網で揚がるアカハゼ、汽水域のマハゼと同じ水域にいるものの旬が夏であるウロハゼ、有明海にしかいない国内最大のハゼであるハゼクチなどだ。
ハゼ科ではあるがこの4種以外は一般的なハゼとは言えない。
汽水域や内湾、浅い沿岸域にいるために自然破壊の影響を受けやすい魚たちである。マハゼは身近な存在ではなくなってしまっている。

「ハゼ」と呼ばれる水産物一覧

印は「ハゼ」ですがそれ以外はハゼの仲間ではありません。



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