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軟体動物門二枚貝綱翼形亜綱フネガイ目フネガイ科 ハイガイ Tegillarca granosa (Linnaeus,1758)
他のフネガイ科の貝にはここから!

魚貝類の物知り度
★これを知っていたら学者 ★★これを知っていたら達人 ★★★これを知っていたら通 ★★★★これは常識 ★★★★★これ知ってなきゃハジ
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魚貝の物知り度/★★★
市場での評価・話題◆市場にはまったくこない。また佐賀県や福岡県の有明沿岸の産地でも、ほとんど見られなくなったという。絶滅危惧種
生息域◆伊勢湾以南。朝鮮半島、中国、東南アジア。国内では有明海に残るのみという説が有力。
生態◆干潟に棲息する
漢字◆「灰貝」。
由来◆大量にとって貝殻を焼いて石灰を作ったことから
呼び名・方言◆佐賀県鹿島市では「ししがい}。これは「四四貝」ということで四四=一六、すなわち貝の放射線状の畝が16あることからきている。
食べ方◆煮貝/焼き貝
栄養◆タンパク質、脂質は少なく、ビタミン類、無機質の鉄、カルシウムなどが豊富。

 東京湾でも貝殻が見つかるが、これはいわば化石とも言えるもの。国内では有明海で少ないながらとれている。
 これは産地であった岡山県は児島湾干拓のために消滅、山口県でも昭和40年代半ばには姿を消してしまったという。岡山県ではアカガイ、サルボウ、ハイガイのフネガイ科の食用貝がとれていたものが、今は赤貝という名で売られるサルボウのみ堅調であるようだ。このように自然破壊がそのままにハイガイの生息域を著しく狭めている。それもたぶんまったく無用の公共事業のためにである。
 今、唯一食用として漁獲されているのは有明海であるようだ。(これに関して他の産地があれば教えて欲しい)この有明海においても諫早湾干拓事業、堰によって多大なハイガイが消滅した。まったく無駄な事業で、役人や自民党の構造自体が持つ矛盾によって、これほど愚かなことが行われていいのか疑問がいっぱい湧いてくる。
 閑話休題。
 唯一残った有明海は鹿島市の道の駅からきたのが写真のハイガイ。東京湾の化石でしか見ていないので感激ひとしお。
■炊いた味わいはアカガイの仲間ではいちばんうまいかも知れない。刺身は色合いが悪く、アカガイには遠く及ばない。熱を通すこと味が増してくる。送っていただいた縄田さんのメモによると地元でも甘く炊く、網焼きにするのが普通だそうで、ともに試したがいい味わいでした。
●上は山口県の縄田さんに送っていただいたもの。非常に珍しいもので感謝のしようがない
有明海に面する佐賀県鹿島市産。
東京湾船橋、三番瀬のアサリの貝殻に混ざる。
これは縄文時代初期の温暖なときのもの。化石とでも言えそう。八王子魚市場源七水産



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