このページは旧ページです。新ページをご利用下さい。
市場魚貝類図鑑では現在新ページへの移行を行っております。
既に一部のページを除き、新ページの方が内容が充実しております。新ページも合わせてご利用下さい。
新ページ「ヒモマキバイ」はこちら >>
形態◆貝殻はしっかりと硬く、やや細長い。太さのやや揃った螺肋(円周上に回る筋)があり、縦肋(縦に走る畝)と交わって小結節瘤(つぶつぶ)を作るが弱い。括れの一番深い部分が縮れたように皺(しわ)状になる
エゾバイ科について◆
国内には200種前後。
食用となる貝は多い。代表的なものはエゾバイ属(Buccinum)にエッチュウバイ、エゾバイ、バイ属(Balylonia)にバイ、セイロンバイ、エゾボラ属(Neptunea)に真つぶ(エゾボラ)、アツエゾボラ、エゾボラモドキなど。
エゾバイ科エゾバイ属ヒモマキバイの仲間について◆
■ヒモマキバイ、クビレバイ、オオカラフトバイ、シライトマキバイ、スルガバイが食用となる。
■スルガバイを除いて市場では「トウダイツブ(灯台つぶ)」。
軟体動物門腹足綱前鰓亜綱真腹足目
エゾバイ科エゾバイ属
ヒモマキバイ
Buccinum inclytum Pilsbry.1904
エゾバイ科の他の貝へはここから!
魚貝の物知り度/★★ 知っていたら達人級
食べ方◆刺身/煮つけ(酒蒸し)
○美味
大きさ◆殻長15センチ前後になる
生息域◆■日本海。
生態◆調べているところ。
市場での評価・取り扱われ方◆
■入荷量は少ない。入荷すると「トウダイツブ」となる。値段は安い。
ヒモマキバイの基本◆
■日本海の貝。
漁獲方法◆カゴ漁/底曳網
漢字◆「紐巻貝」
由来◆形態から。
呼び名・方言◆
■市場では「トウダイツブ(灯台つぶ)」。
◆食べてみる◆
「灯台つぶ(トウダイツブ)」の味わいはほとんど同じ。
 普通は煮つけにする。これはなかなか美味。ただし大型は使えない。
 大型のものは刺身にする。ワタはゆでて添えて欲しい。
 またむいて焼くのもいい。山椒などをきかせるとうまい。
●島根県大田市和江漁港。小型底曳網
同定/『北の貝の仲間たち』(樋口滋雄)、『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)
■私見
がついたものは引用部、もしくは参考文献あり




関連コンテンツ

サイト内検索

目次

ぼうずコンニャク本

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
魚通、釣り人、魚を扱うプロの為の初めての「高級魚」の本。
美味しいマイナー魚介図鑑
製作期間5年を超す渾身作!
美味しいマイナー魚図鑑ミニ
[美味しいマイナー魚介図鑑]の文庫版が登場
すし図鑑
バッグに入るハンディサイズ本。320貫掲載。Kindle版も。
すし図鑑ミニ ~プロもビックリ!!~
すし図鑑が文庫本サイズになりました。Kindle版も。
全国47都道府県 うますぎゴーゴー!
ぼうずコンニャク新境地!? グルメエッセイ也。
からだにおいしい魚の便利帳
発行部数20万部突破のベストセラー。
イラスト図解 寿司ネタ1年生
イラストとマンガを交えて展開する見た目にも楽しい一冊。
地域食材大百科〈第5巻〉魚介類、海藻
魚介類、海藻460品目を収録。