このページは旧ページです。新ページをご利用下さい。
市場魚貝類図鑑では現在新ページへの移行を行っております。
既に一部のページを除き、新ページの方が内容が充実しております。新ページも合わせてご利用下さい。
新ページ「ヤツシロガイ」はこちら >>
腹足綱前鰓亜綱盤足目ヤツシロガイ科
ヤツシロガイ
Tonna luteostoma (Kuster.1857)
他のヤツシロガイ科の貝へはここから!
魚貝の物知り度/★★ 知っていたら達人級
食べ方◆刺身
○美味
市場での評価・取り扱われ方◆少ないが入荷がある。味はともかく貝殻がきれいなので、それなりに値段がつく。
ヤツシロガイの基本◆
■収集の対象でもある。
■食用貝としては産地では有名、もしくは普通だが、都会では知られていない。
■専門にねらう漁がない。
■浅い場所にいる貝で、どこにでもいるありふれたもの。
生息域◆北海道南部以南。
生態◆水深10~200メートルの砂泥地。
大きさ◆殻長10センチ前後になる
漁獲方法◆底曳網/刺し網
漢字◆「八代貝」。
由来◆調べているところ。私見では「八代海」との関わりから。
呼び名・方言◆
■千葉県富津市萩生、神奈川県真鶴町、和歌山県雑賀崎では「すがい」
■東京湾千葉県では「すげ」、「すげっぽ」という。
■内房で「ふたなし」。
「山鳥貝(やまどりがい)」、「鶉貝(うずらがい)」、「おとめがい」、「つんぼがい」、「でろりんがい」、「ふたなしがい」、「ほらがい」、「よどがい」、「よどにし」、「べいぽ」、「べーがい」、「ぼんぼろ」、「やしろがい」。
◆食べてみる◆
 刺身で食べるのが無難。粘液が多いので、刺身にきりつけてから塩もみする。味は平凡で、ちょっとジャリ感がある。
 後は煮つけか、湯引きだが、硬くなりやすい。
寿司に関しては寿司図鑑へ!
参考/『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本貝類方言集 民俗・分類・由来』(川名興編 未来社)
■は私見
がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
●本サイトの無断転載、使用を禁止する




関連コンテンツ

サイト内検索

目次

ぼうずコンニャク本

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典
魚通、釣り人、魚を扱うプロの為の初めての「高級魚」の本。
美味しいマイナー魚介図鑑
製作期間5年を超す渾身作!
美味しいマイナー魚図鑑ミニ
[美味しいマイナー魚介図鑑]の文庫版が登場
すし図鑑
バッグに入るハンディサイズ本。320貫掲載。Kindle版も。
すし図鑑ミニ ~プロもビックリ!!~
すし図鑑が文庫本サイズになりました。Kindle版も。
全国47都道府県 うますぎゴーゴー!
ぼうずコンニャク新境地!? グルメエッセイ也。
からだにおいしい魚の便利帳
発行部数20万部突破のベストセラー。
イラスト図解 寿司ネタ1年生
イラストとマンガを交えて展開する見た目にも楽しい一冊。
地域食材大百科〈第5巻〉魚介類、海藻
魚介類、海藻460品目を収録。