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福島県相馬市原釜漁港での刺し網の水揚げ風景。水揚げした岸壁ですぐに頭を落として皮を剥いてしまう。(2007年12月7日)
関東の市場では皮を剥いたものが見られる。産卵期で卵巣が膨らむと卵をつけたまま出荷。(2007年12月7日)
硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系
カサゴ目クサウオ科クサウオ属
クサウオ
Liparis tanakai (Gilbert and Burke)
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魚貝の物知り度/★★ 知っていたら達人級
食べ方◆煮付け/唐揚げ
○美味
市場での評価・取り扱われ方◆関東には頭を落とし、皮をむいた状態でやってくる。値段は安い
クサウオの基本◆
■現在のところ食用として流通させているのは福島県のみ。
■福島県からしばしば入荷してくるものに「むきどんこ」というのがある、これが本種。水揚げしてすぐに皮を剥いて出荷する。
■福島県相馬市松川浦漁港では寒くなり、産卵期を迎えると刺し網、底引きでとれる。
生息域◆北海道から長崎、瀬戸内海、東シナ海。黄海、渤海湾。
生態◆調べているところ。
大きさ◆■50センチ前後になる
漁獲方法◆刺し網/底曳網
漢字◆「草魚」(漢字は当て字)。
由来◆石川県加賀地方ではつまらないもの、いやなものを“くさい”という語を使う。これが転訛して「くさいうお」から「くさうお」になった。意味合いは「つまらない魚」。
呼び名・方言◆
■福島県相馬市原釜では「ミズドンコ」。
「クサベ」、「ババ」、「バゴ」、「ビクニン」、「キツネ」、「グズラボウ」、「グゾボ」、「カンテンウオ」、「ゲンギョ」、「ゲンゲ」、クマガイ」、「チャーチル」、「チローチル」、「ゴデレ」、「アバチャン」。
釣り◆投げ釣り、浅い場所でも釣りでときどきかかる。
◆食べてみる◆
 寒くなって産卵期間近が旬。原釜の元気なおっかあたちに聞くと「刺身に切り、生のまま大根おろしとポン酢で食べるんだ」という。これはなかなかうまい。
 また煮つけは身がボロボロするのが難点だが、ふんわりして上品な味わい。真子(卵巣)も味がいい。
 他には軽く干して焼く、唐揚げもいい。真子(卵巣)の醤油漬けも珍味である。
寿司に関しては寿司図鑑へ!
がついたものは引用部、もしくは参考文献あり
■は私見、市場魚貝類図鑑のデータベースから
●福島県相馬市松川浦漁港
同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
参考文献/『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版)、『魚と貝の事典』(望月賢二 柏書房)
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これが原釜のおっかさんたちおすすめの「おろしポン酢和え」。関東にくると少し鮮度が落ちているので軽く湯引きしてもいい。
煮つけは繊維質ではないのでボロっと煮くずれしやすい。卵がうまい。
卵のしょうゆ漬け。これもなかなか美味。



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