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形態◆砂地に張りつくようにいて、獲物(餌となる小魚など)を待っているため砂地に溶け込んだ模様をしている。非常に平べったい体で、コチ(マゴチ)と比べて顔が長い。全身に斑紋があり第一背鰭は黒っぽい。 |
カサゴ目(Scorpaeniformes) について◆■世界中に7亜目25科約266属約1271種。■硬い骨格をもち、棘や突起などが発達する。 |
コチ科(Platycephalidae) について◆■インド・太平洋海域に約60種。■代表的な食用種はコチ(マゴチ)、イネゴチ、メゴチ、ヨシノゴチなど。 |
硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系カサゴ目コチ亜目コチ科イネゴチ属
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イネゴチ(漢字/稲鯒(?) 英名/Spotted flathead)
学名/Cociella crocodila (Tilesius) ●コチ科の他の魚へはここから
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魚貝の物知り度/★★ 知っていると達人級
食べ方◆塩焼き/刺身/ちり(鍋物)/椀もの/煮つけ/天ぷら他 ○美味
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生息域◆南日本。~インド洋。
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生態◆■産卵期は夏。
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大きさ◆35センチ前後になる。
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市場での評価・取り扱われ方◆目立たないがときどき入荷してくる。値段はやや安い。
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漁獲方法◆刺し網/底引き網/釣り
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◆食べてみる◆
白身でクセのない味わい。やや旨味に欠ける。
一般の図鑑にうまくないと書かれていることがあるが、鮮度がよければ美味。
活けものなら刺身などにして美味。食感がいい。
夏の子持ちなら真子ともども煮つけにしてうまい。真子は非常に美味。
いちばん味がいいのは塩焼きだろう。みそ焼き、幽庵焼きなどにしてもうまい。
唐揚げなどは無難だが、白身のよさをいかして、長崎天ぷらにしてもいい。いわゆるフリッターであって、衣に砂糖、塩など味つけする。
冬、鍋物にしても充分に使える。頭などからだしが出るし、意外に頬身などマゴチと同様にうまい。当然椀種、うしお汁などにしてうまい。
●寿司に関しては寿司図鑑へ!
●卵の味わいに関しては四季の卵図鑑へ!
●愛媛県八幡浜産 |
コチの基本◆
■ワニゴチ、コチなどと混同されている。 |
漢字◆■「稲鯒」。 由来◆不明 |
呼び名・方言◆
■ 「アジナゴチ」、「イナゴチ」、「オニゴチ」、「ゴンボゴチ」、「スゴチ」、「チャマゴチ」、「ハリゴチ」、「バンゴチ」「ホンゴチ」、「メゴチ」。 |
釣り◆調べているところ。
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●同定/『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』(中坊徹次編 東海大学出版会)
参考/『魚類学 下』(落合明、田中克 恒星社厚生閣)、『新釈魚名考』(榮川省造 青銅企画出版)、『たべもの語源辞典』(清水桂一編 東京堂出版)、『日本産魚名大辞典』(日本魚類学会編 三省堂)、『商用魚介名ハンドブック』(日本水産物貿易協会編 成山堂)
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