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顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系カレイ目カレイ亜目カレイ科ツノガレイ属
クロガレイ（kurogarei）
魚貝の物知り度
★★★★ 知っていたら達人級
| 学名 | Pleuronectes obscurus Herzenstein |
| 外国名 | 英名／Flounder,Dab,Black plaice |
| 同科同属 | 他のカレイ科の魚へはここから！ |
| 漢字・由来 | 漢字／黒鰈。 由来・語源／鰭などが黒いため。 |
| 地方名・市場名 |
オカガレイ、クロガシラ |
| 形態 | 40センチ前後になる。全体に黒い。クロガシラガレイに似ているが、やや体高がない（幅がせまい）。 尾鰭の後端は白くない。  側線は棟鰭の上で緩やかに丸い弓形になる。 ●非常に似ているクロガシラガレイへ |
| 生息域 | 海水魚。北海道東北以北。オホーツク海南部、日本海大陸沿岸、黄海。浅い海域、汽水域。 主にオホーツク海沿岸、北海道東部の野付水道から根室湾沿岸、厚岸湾。 |
| 生態 | 産卵期は３月下旬～４月下旬。 産卵はごく浅い、内湾の汽水域で行われる。 |
| 一般的評価 | 関東の魚屋では「黒ガレイ」で売られている。 標準和名は当然だが、関東での流通名「黒ガレイ」も認知度は非常に低い。 |
| 水産基本情報 | 水産物としての重要度／★★★ 重要性は平凡 市場での評価／クロガシラガレイ、クロガレイは区別されないで入荷してくる。入荷量はまとまり、値段は安定して、やや安い。入荷してくる荷を見るとクロガシラガレイと比べると非常に少ない。 漁法／刺し網、底建網（定置網） 主な産地／北海道 |
| 雑学 | |
| 選び方 | 触って硬いもの。卵粒がこぼれているようなものはだめ。体液が出ているものもさける。 |
| 味わい・栄養 | 関東では晩冬から春に入荷が多く、この時期が旬。 産卵期と重なる。 卵粒の細かく、ほくほくした味わいが肝心なところ。 白身でクセのない味わい。 皮にも臭みはない。 値段の安い上に味のいい魚。 |
| 調理法 | 煮つけ、焼き物、刺身、唐揚げ、甘酢あんかけ、他いろいろ |
| 食べ方 | クロガシラガレイと料理法や味わいなどは、ほとんど共通する。 とにかく産地ではない関東では真子を珍重する。 身に厚みがあるので、煮ても焼いても豊かな見事な一品となる。 焼き物か煮物か。 やはり煮つけがいちばんだ。 卵巣、肝の味わいが身の淡泊な味わいよりも上回る。  身は夏に入荷してくるものの方が身自体はうまい。 唐揚げにしてうまい。 揚げて、甘酢をかけても美味。 産地では刺身にして美味だというが、関東では不明。 ■すしネタとしては寿司図鑑へ！ |
| 好んで食べる地域 | |
| 加工品・名産品 | |
| 釣り | |
| 参考文献 | 『日本産魚類検索 全種の同定 第二版』（中坊徹次編 東海大学出版会）、『新北のさかなたち』（水島敏博、鳥澤雅他 北海道新聞社）、『日本産魚名大辞典』（日本魚類学会編 三省堂） |
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