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硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系
フグ目ハコフグ科ハコフグ属
ハコフグ
Ostracion immaculatus
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魚貝の物知り度/★★★
市場での評価・取り扱われ方◆ときに市場で見かける。各地で食用とされている。値段評価は定まっていない。
生息域◆本州以南のやや暖かい地域の沿岸に棲息。
大きさ◆30センチ前後になる
漢字◆「箱河豚」。
由来◆箱形のフグの意。
呼び名・方言◆
調べているところ
毒性◆フグ科ではないのでテトロドトキシンは持っていない。体表にパフトキシンという毒を持つ。
食べ方◆ みそ焼き/刺身

 この魚、港内の波静かな水中を悠然と泳いでいるのをよく見かける。こんなにゆったりして他の魚に食われないのか不思議に思うが、実はウロコが変形した硬い箱(甲冑)を身につけ、その上、体表からパフトキシンという水溶性の毒を出して天敵から身を守っている。このパフトキシンは体表から出ているもので身は無毒であり、食用とするには問題がない。しかし気をつけなければいけないのが、不用意に活け魚の水槽などに入れると他の魚を殺してしまうことだ。
釣り/磯釣りや、クロダイ釣りでときに釣れる。特にサナギ餌が好きであるようで、サナギでのクロダイ釣りでは大漁ということがある
◆食べてみる◆
 この魚を料理するには回りの硬いウロコを切り取ることからはじめる必要がある。なかなかこれが大変である。そのウロコにへばりつくようにある身は透明感があり美しい。この刺身は絶品である。大きければ身もたっぷりとれる。当然大きいものを選ぶのがコツ。
 他にはみそ焼きは、五島列島の名物であるが、ハコフグが使われる。
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↑肝とみそ、みりんを合わせたものを、腹に詰めて焼く、みそ焼き。繊維質の身は肝みそとよくからむ
→硬い箱の中には、透明感のある白身が隠れている。甘味が強くてうまい刺身だ



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