スイゼンジノリ

Scientific Name / Aphanothece sacrum(Suringar) Okada 1953

スイゼンジノリの形態写真

    • 物知り度

      ★★★★
      知っていたら達人級
    • 食べ物としての重要度

      ★★
      地域的、嗜好品的なもの
    • 味の評価度

      ★★★
      美味

    分類

    藍色植物門藍藻綱クロオコッカス目クロオコッカス科スイゼンジノリ属

    外国名

    学名

    Aphanothece sacrum(Suringar) Okada 1953

    漢字・学名由来

    漢字 水前寺海苔、寿泉苔
    由来・語源 熊本県熊本市水前寺にある阿蘇山系の伏流水の、きれいな流れのなかでみつかったため。

    地方名・市場名

    生息域

    淡水生。福岡県甘木市(現朝倉市)など九州の一部地域。

    生態

    清流にのみ生育する緑色の藻類。

    基本情報

    藍藻は植物という概念からは遠く、非常に原始的な生物。
    食用になるのはカワタケやスイゼンジノリ。
    各地で少ないながらとれ、食用になっていたもの。
    カワタケは静岡県、宮崎県などでとれている。
    ただ一般に販売しているのは福岡県、熊本県のスイゼンジノリだけ。
    生のものは非常に希に流通するのみ。
    塩水漬けも少ない。
    一般には板状の乾物が出回り、「水前寺のり」と呼ばれているが、非常に高価なもので、流通量はわずか。
    これを水でもどして使うが、高級食材で高級料理店などだけで利用されている。
    普通はこれのみを食べることはなく、高級な妻として利用されている。

    水産基本情報

    市場での評価 流通はほとんどしていない。
    漁法 栽培、採取
    産地 福岡県

    選び方

    乾物なので湿気などを含んでいないもの。

    味わい

    旬は不明
    あまり強くないが、藻類独特の香がある。
    食感はほどよく、特に乾燥品で強い。

    栄養

    危険性など

    食べ方・料理法・作り方 (基本はオススメ順掲載です)

    調理法 そのまま切る、酢の物に
    ほとんどが刺身の妻に使われるもの。
    これ自体に味わいや風味はほとんどない。
    上品で控えめな味。
    もどしたものを天ぷらや、煮もの、吸い物などにも利用される。
    板状に干したもの。これがいちばん一般的
    板状に乾燥させたものをもどしたもの。本来は刺身の妻。
    酢の物。

    好んで食べる地域・名物料理

    加工品・名産品

    寿泉苔(すいぜんじのり)/福岡県朝倉市(旧甘木市)で養殖、加工されている。板状にして干したもの、塩水につけたものがある。

    釣り情報

    歴史・ことわざ・雑学など

    参考文献・協力

  • 主食材として「スイゼンジノリ」を使用したレシピ一覧

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