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長崎県小長井町産マガキの「華漣」がいい!

 殻つきの活のマガキ選びは難しい。味の良し悪しは、正直な話、食べてみないとわからないと思う。それでも見た目で選ばざるおえないわけで、そのようなときは小振りで、殻がふくらんでいるものを選ぶ。

マガキ「華漣」 こんな条件を満たすものを市場で見つけたら、必ず買うのが私流。今回の「華漣」は小振りでよくふくらんでいることなどから、これは「買い」だろうと、迷わず手が伸びた。そして大当たりだった。

 この見事なプロポーションを作り出すためには、よい種苗を使っていることや、垂下式(繋いで吊しておく)ではなくネット養殖であることなどが最大の要因だろう。ただ、それだけではうまいマガキは作れない。たぶん養殖海域である有明海北部が素晴らしいのだ

マガキ「華漣」 このところシャブリに凝っているので冷やしたワイングラスにそそぎ、一個ずつ剥きながら食らう。噛みしめたときの弾力が心地よく、適度な渋みが、これまた好ましい。後味も実にいい。シャブリは生ガキにも合うのだとわかったのも今回の大収穫。
 ひとりっきりの春の宵に、ひとりシャブリでマガキを食らう。これぞ孤立無援で暮らす特権の一つだと思う。

 定価1個300円近くになる高級マガキだが、この味なら安いと思う。

 蛇足だがなぜ「華漣」なのだろう。読みは「かれん」だとして「可憐な姿」なんだろうか? 「当てた漢字」は考えすぎの感があるが「音(読み)」はよいと思うな。




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